除雪機のエンジンがかからないのは なぜですか?

除雪機のエンジンがかからない

初雪が降る前に必ずチェックしておきたい、エンジン不調の原因と簡単な対処法を徹底解説!ガソリンエンジン・ディーゼルエンジンそれぞれのトラブルシューティング方法を知れば、冬の除雪作業もスムーズに。故障を防ぐために今すぐ確認すべきポイントをチェック!

冬の到来と共に、除雪機の準備が必要になる時期です。特に初雪が降ると、ガレージから除雪機を取り出し、長期間の保管後にエンジンがかからないことに驚くことがあります。このような場合、故障かもしれないと不安になることもありますが、原因を突き止めることで適切な対処が可能です。

除雪機のエンジンがかからない原因は、エンジンの種類や状態によってさまざまです。ここでは、ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンの除雪機それぞれについて、エンジンがかからない主な原因とその対処法を解説します。

ガソリンエンジンの除雪機を持っている。。。

ガソリンエンジンの除雪機の場合

1. セルが回らない場合

セルが回らない場合、まず以下の点をチェックします。

安全装置の作動:多くの除雪機には、安全装置が搭載されています。これにより、適切な条件下でのみエンジンが始動するようになっています。例えば、ハンドルが正しく握られていない、またはブレーキが掛かっていない場合、エンジンがかからないことがあります。

バッテリー端子の接続不良:バッテリーの端子が緩んでいるか、外れていないか確認しましょう。端子がしっかり接続されていることが重要です。

バッテリー電圧の低下:バッテリーの電圧が低い場合、セルが回りません。電圧計で確認し、低い場合は充電を行いましょう。バッテリーが完全に使えなくなっている場合は、交換が必要です。

長期保管時のバッテリー管理:長期間使用しない場合、バッテリーを外して保管することをお勧めします。これによりバッテリーの寿命が延びます。

2. セルは回るがエンジンがかからない場合

セルは回るのにエンジンがかからない場合、次の点を確認します。

燃料コックの確認:燃料コックが「ON」になっているか確認しましょう。コックが閉じていると燃料がエンジンに供給されません。

燃料の劣化:古いガソリンを使用している場合、エンジンがかからないことがあります。古い燃料は酸化して不完全燃焼を引き起こすため、ガソリンは新しいものに交換することをお勧めします。

燃料フィルターの詰まり:燃料フィルターが汚れていると、燃料の流れが妨げられ、エンジンがかかりません。フィルターを清掃または交換しましょう。

エンジンオイルの量:エンジンオイルが不足していると、エンジンがかからない場合があります。適切なオイル量を確認しましょう。

チョークの状態:チョークが開いたままであると、エンジンがかかりにくくなります。チョークが正しく閉じているか確認してください。

スパークプラグの状態:スパークプラグがすすけていたり、汚れていると点火しません。プラグを清掃するか、必要であれば交換しましょう。

エアクリーナーの詰まり:エアクリーナーが詰まっていると、エンジンに必要な空気が供給されません。エアクリーナーを確認し、必要に応じて清掃や交換を行いましょう。

キャブレターの不具合:キャブレターの内部が詰まっている場合、燃料供給に支障が出てエンジンがかからないことがあります。キャブレターの点検・修理が必要です。

ディーゼルエンジンの除雪機を持っている。。。

ディーゼルエンジンの除雪機の場合

ディーゼルエンジンの除雪機も、ガソリンエンジンの除雪機と同様にエンジンがかからない原因がありますが、いくつか特有の問題もあります。

1. セルが回らない場合

セルが回らない場合、以下の項目を確認します。

安全装置の作動:ガソリンエンジンと同様に、安全装置が作動している可能性があります。確認してみましょう。

バッテリー端子の接続:バッテリー端子がしっかり接続されているかを確認します。端子が外れていたり、緩んでいる場合はしっかりと締め直します。

バッテリー電圧:ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンよりも多くの電力を必要とします。バッテリー電圧が低いとセルが回りません。電圧を測定し、低ければ充電しましょう。

リレーや配線の故障:リレーや配線が故障している場合も、セルが回らなくなることがあります。この場合は修理を依頼しましょう。

2. セルは回るがエンジンがかからない場合

セルが回ってもエンジンがかからない場合、次の点を確認します。

燃料コックの確認:燃料コックが「ON」になっているか確認します。ディーゼルエンジンは特に燃料供給に注意が必要です。

古い燃料:ディーゼルエンジンも、古い燃料ではエンジンがかかりません。新しい燃料を使用しましょう。

燃料フィルターの詰まり:燃料フィルターが汚れていると、燃料が正常に供給されません。フィルターを清掃または交換しましょう。

エンジンオイルの量:ディーゼルエンジンでもエンジンオイルの量が適切でないと、エンジンがかかりません。オイル量を確認しましょう。

グロープラグの故障:ディーゼルエンジンでは、グロープラグが正常に機能していないと、寒冷時にエンジンがかかりにくくなります。グロープラグが切れていないか確認し、必要であれば交換します。

燃料ポンプの不具合:燃料ポンプが故障していると、燃料が供給されません。燃料ポンプの点検が必要です。

エアクリーナーの詰まり:エアクリーナーが詰まっていると、エンジンが正常に動作しません。エアクリーナーを確認し、清掃または交換を行いましょう。

まとめ

除雪機のエンジンがかからない原因は多岐にわたります。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンそれぞれに特有の問題がありますが、基本的な点検を行うことで、多くの問題は解決できます。エンジンがかからない場合は、まず原因を一つ一つ確認し、適切な対処を行いましょう。定期的なメンテナンスを行うことで、長期間安心して使用できる除雪機を保つことができます。