除雪機は、敷地、気温、降雪量、雪質、そして予算によっておすすめできる様々な種類があります。
予算
予算的にガソリン式除雪機は値段も手頃ですし、サイズもコンパクトです。ハイブリッド式は、高くない割りに仕組みが複雑です。激安ものを狙って中古除雪機を探しているお客様もいますが、中古はお勧めできません。新品の場合は保証も付いているし、手入れもせずにすぐ使ってもいいです。長い目で見ると新品の方が安心で、10年は使えます。中古の除雪機は、どのくらい使えるか分かりませんが、確実にゴムクローラは早く劣化します。安い中古の除雪機を買って、1~2年使った後、結局新品を買わないといけなくなる事が多いです。
使いやすさ
女性の方や除雪機に慣れていない方、ご高齢の方も楽に使える除雪機なら、軽くてコンパクトなモデルがお勧めです。シンプルで使いやすい、スムーズな旋回の除雪機の例は、クボタSLA-1070A , SLA-1070STとSLA-1280STです。和同産業だったら、WADO SXC1070HとWADO SXC1280SEです。
敷地の規模
ご自宅前の場合はコンパクトなモデルをお勧めします。例えば静音装備のクボタSLA-1070STやSLA-1280ST、WADO SXC1280SE、ヤマハYSF1070Tが適切ですね。
土地の広い所と降雪量の高い所は、ハイパワーのディーゼル式除雪機に任せた方がいいかと思います。中型のヤンマーJM1092DW, XELRとWADOのSX1092や SX1510Tは確かな力強さを備えた安心の機械です。さらに、除雪機のパンフレットで大型のヤンマーJL-1510XとJL-2211Xを見ると「比較的大きいかな」と思われますが、実際見に来ていただければ、その大きさにビックリすると思います。ホントにでかいです。こんなサイズの除雪機は雪国の北海道、青森、山形、秋田でも無敵です。
雪質
柔らかい新雪は、どんな除雪機でも問題なく雪を飛ばしますが、重みでしまった雪、屋根から落ちた雪や踏み固められた雪の場合は、馬力の少ない除雪機では厳しいと思います。考えてみると豪雪地帯は雪が降ったらすぐ除雪に取り組む余裕がないように思います。なので、豪雪地帯は固まった雪と戦う時間がきたら、せめて充実装備の中型除雪機を備えたほうが間違いないでしょう。